理学療法士国家試験対策につかえるブログ

理学療法士国家試験に使えそうな知識を大学院生の僕が紹介していくブログです

解剖学的構造の名称?(ナントカ三角やナントカ管、ナントカ隙)

人体を構成するものは無数にあります。また、それらによって構成される構造もいっぱいあります。

解剖学の教科書を読んだり講義をきいたり、または実習中に「ナントカ三角・ナントカ管・ナントカ隙」というものを見る・聞くことがあるとおもいます。

たくさんあるのですが、メジャーなやつを中心にすこし紹介しようと思います。

 

①頸動脈三角

顎二腹筋後腹・胸鎖乳突筋、肩甲舌骨筋で構成されます。

総頚動脈を触知できます(具体的には、胸鎖乳突筋の前縁で触れます)

 

②聴診三角

僧帽筋・大菱形筋・広背筋で構成されます。

ここは筋肉が薄いため、呼吸音の聴診に向いてる場所です。

 

③腰三角

広背筋・腰方形筋・腸骨稜で構成されます。

 

手根管

手関節にあります。正中神経・深指屈筋・浅指屈筋・長母指屈筋・橈側手根屈筋が通ります。

手根管症候群」という疾患を理解する際にこの知識が必要です。

 

⑤guyon(ギヨン)管

手関節の尺側にあります。尺骨神経と尺骨動脈が通ります。

 

⑥足根管

後脛骨筋・長趾屈筋・長母指屈筋、脛骨神経、後脛骨動脈・静脈が通ります。

これも、「足根管症候群」という疾患の理解に必要です。

 

⑦内側腋窩

小円筋・大円筋・上腕三頭筋長頭で構成されます。

肩甲回旋動脈が通ります。

 

⑧外側腋窩

小円筋・大円筋・上腕三頭筋長頭・上腕骨で構成されます。

腋窩神経と後上腕回旋動脈が通ります。

 

とりあえずはこんなものでしょうか。

 

運動器・整形外科分野ばかりで飽きてきたので、次回からは神経系や生理学・内科系、精神・心理学系もやっていこうと思います。受験勉強をしてる時は整形よりも神経・内科系のほうが好きでしたねー。この分野は苦手な方が多いと思いますが、勉強していくにつれてメカニズムとかが面白くなってくると思います!

 

参考文献

・標準理学療法学・作業療法学 解剖学

・クエスチョンバンク 理学療法士 国家試験問題解説2019

 

クエスチョン・バンク 理学療法士国家試験問題解説 2019

クエスチョン・バンク 理学療法士国家試験問題解説 2019

 

 

 

解剖学 第4版 (標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野)

解剖学 第4版 (標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野)